転職サイトに登録すると、そこから転職に至るまでどのような流れになるのか、詳しく説明されているところは、薬剤師に特化した転職サイトでも意外に少ないようです。 初めて利用する人にとっては不安になるでしょう。 ここでは、転職までの流れを確認すると共に、各ステップでの注意点、ポイントをご紹介していきます。 是非参考にしてください。
登録後、まずはヒアリングで希望を伝える
転職サイトに登録すると、まずは担当者から電話で10~30分ほどの「ヒアリング」が行われます。
登録後、1営業日以内に電話がかかってきますので、働きながら転職活動をしているなど都合が悪い時は、登録する時にあらかじめ連絡希望日時を伝えておきましょう。
ヒアリングでは、希望する正社員や契約社員などの雇用形態、調剤薬局や病院などの業態と職種、年収や勤務時間、休日などの条件を確認します。
ポイント
この時に遠慮して伝えてしまうと、希望に合わない求人を紹介されてしまいますので、少しわがままかも?と思えるくらい条件を細かく伝えましょう。
コンサルタントとの面談・求人紹介
ヒアリングが終わったら、その結果に基づいてコンサルタントとの面談を行います。
転職サイトによってアドバイザーやエージェントなど様々な呼び方があります。
基本的には転職サイトのオフィスで行いますが、遠方などで直接訪問できない時は電話やメールでの対応も可能です。
「履歴書」や「職務経歴書」の提出を求められる場合もあるので、事前に用意しておくと良いでしょう。
面談では同時に希望に合った求人を紹介してくれます。
良い条件だとすぐに飛びつきがちですが、本当に自分に合っているのか十分に見極めなければいけません。
求人情報以外で不明な点があれば積極的に質問し、時には自ら求人先のホームページを見たり近くに店舗があれば見学したりするなど、できるだけ情報を仕入れておきましょう。
また、自分でサイトから探し、気に入った求人があればコンサルタントを通して応募することになります。
ポイント
転職の初めから終わりまでサポートを担当するコンサルタントは、転職の成功を左右する存在です。
人間同士ですから、どうしても合う合わないの相性があるでしょう。
自分に合わないと感じた時には、担当を変えてもらうか、それが無理なようであれば、他の転職サイトを利用することを検討した方が良いでしょう。
求人先への応募・面接
求人先へ応募して書類選考に通れば、次は面接です。
日程の調整もコンサルタントがすべて代わりに交渉してくれます。
求人先の職場環境を知るために見学も必ずお願いしましょう。
ポイント
面接に不安があればコンサルタントに相談すると対策を考えてくれます。
第三者の視点から、どのようにアピールするべきかアドバイスしてくれるでしょう。
転職サイトによっては面接に同行してくれるサポートを受けられます。
時にはコンサルタントの働きかけで企業の判断が覆るかもしれません。
内定・雇用契約・転職完了
面接に通れば、1週間ほどで内定の通知が来ます。
承諾すれば採用に至りますが、その前に契約内容をしっかりと確認しましょう。
働きながら転職活動をしている場合は、退職日も決めなければいけません。
事前にコンサルタントに相談しておくと、スムーズに手続きできるでしょう。
すべての条件が整って初回出勤日が決まったら転職の完了です。
ポイント
コンサルタントのサポートは、転職後も続きます。
新しい職場へ勤務開始後、3ヶ月程のアフターフォローがあります。
もし新しい職場で人間関係のトラブルが発生したり、事前に聞いていた条件と違ったりした場合は速やかに相談しましょう。
転職サイトは遠慮なく活用しよう
前述してきたように、転職サイトでは手厚いサポートが受けられます。
しかもほとんどのところで無料で利用できます。
それには理由があり、転職サイトは、転職を成立させることにより求人先から受け取る報酬を収益とした事業を営んでいます。
したがって、転職を成立させるためのサポートは、転職サイトにとっては業務の一環と言えるのです。
無料だからと遠慮したり心配する必要はありませんので、安心して利用しましょう。