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薬剤師が取得できる資格 (1)

薬剤師が取得できる資格  (1)

薬学部で6年にわたる長い勉強期間を経て国家資格に合格して薬剤師になっても学び続けなければなりません。日々業務をする上で常に新しい情報を学びキャリアアップすることが大切になってきます。 薬学を漠然と学ぶよりも資格という学習目標があることでモチベーション維持につながるだけでなく企業からの評価も上がるので転職が有利になったり、年収アップにつながります。 かかりつけ薬剤師の算定条件に認定薬剤師を所持していることとあるので認定薬剤師を目指す薬剤師は多いです。 また薬剤師だと自動的に取得できるものや試験が免除になるなど取得する際に優遇される資格もあります。 今回は、資格の取得を考えているけどどんなものがあるの?という方に薬剤師が取得できる資格を紹介していきます。

研修認定薬剤師

日本薬剤師研修センターが認定している認定薬剤師で薬学全般の知識を持っていることの証明になる資格です。かかりつけ薬剤師なるための必要な条件にもなるのでかかりつけ薬剤師になりたいなら取得しなければならないです。

4年以内に40単位(最低年5単位以上)を取得する必要があり、薬剤師会が主催する講習会に参加したりインターネットの講習を受けることで単位を得られます。

認定薬剤師を取得した後は3年ごとに30単位(最低年5単位)を取得して資格を更新しなければなりません。

その他にも漢方薬局や病院でのがん治療を専門にしたいという目標があったり病院、薬局に置いてスキルアップを目指すなら様々な認定薬剤師が存在しているので必要に応じて取得するのがいいでしょう。

漢方・生薬認定薬剤師

日本生薬学会と日本薬剤師研修センターが共同で認定している資格です。日本生薬学会と日本薬剤師研修センターが実施する研修を受講して試験に合格することで取得することができます。

漢方薬局などで働きたいと考えている薬剤師は取得をすると業務に活かせる資格となります。

プライマリーケア認定薬剤師

日本プライマリ・ケア連合学会が認定している資格です。

患者を総合的にみて他職種と連携しながら対策が取れる能力を高め、地域における健康福祉に薬剤師として貢献することができると認められる資格になります。

DLM認定薬剤師

医薬品ライフタイムマネジメントセンターが認定している資格です。

医療用、一般用医薬品や健康食品、サプリメントの適正使用、リスクマネジメントを実践して国民の健康を促進するための知識があると認められることになる資格です。

患者から医薬品の相談だけでなく、健康食品やサプリメントなどの相談を受けても的確に対応できるスキルが上がります。

在宅療法支援認定薬剤師

日本在宅薬学会が認定している資格になります。

患者の立場に沿って医師、看護師など他職種と連携して医療チームの一員として在宅医療に貢献することスキルがあると認めらる資格になります。在宅医療を進めている薬局では重宝される資格といえます。

がん薬物療法認定薬剤師

日本病院薬剤師会が認定している資格になります。

この資格を取得するとがん医療に関する知識と技術を身につけて薬剤師の立場から医師と看護師と連携することによって患者によりよい抗がん薬治療を提供できると認められることになります。抗がん剤治療を行なっている病院では重宝される資格といえます。

小児薬物認定薬剤師

日本小児臨床薬理学会が認定している資格です。

小児科領域で使用される医薬品を薬剤師としての専門的な立場からチーム医療に貢献するために必要なスキルがあると認められます。

資格取得には研修を受けて試験に合格した上で小児科病棟にて小児薬物療法研修会が定める研修を修了することが条件となっています。

薬剤師だと取得が有利になる資格

薬剤師になった時点で試験が免除になったり自動的に取得できる資格もあります。

そのような資格を活かすことで公務員として働いたり、企業に就職することで薬局、病院薬剤師として以外の職種で働くことも可能となります。

薬剤師ではあれば資格試験は不要で自動的に取得できる資格

  • 毒物劇物取扱責任者
  • 薬事監視員
  • 麻薬管理者
  • 食品衛生管理者
  • 食品衛生監視員
  • 第一種衛生管理者
  • 環境衛生指導員
  • 配置販売業者

資格試験の免除などで取得時に優遇される資格

  • 作業環境測定士(試験免除)
  • 公害防止管理者(国家試験は免除されて講習受講で資格を取得できるが実務経験が必要)
  • 環境計量士(実務経験があれば資格取得時に特別講習が免除される)
  • 労働衛生コンサルタント
  • NR・サプリメントアドバイザー
  • 健康食品管理士(6年制薬学科卒業薬剤師なら講座の受講が免除)

薬剤師が取得できる資格には様々なものがありますが、一つ取るのにも多大な時間と労力が掛かります。

目的に合わして取得する資格を選別して、取得に向けて集中する必要があります。

どの資格を取ることにしても、資格取得を通して薬剤師としての技能向上につながるので決して無駄にはならないでしょう。

もし資格取得の動機が転職を有利に進めることを目的としている場合は、転職エージェントに必要になる資格を相談するのも一つの選択肢になります。

転職サイトに登録するのは無料なので気軽にしてみるのもいいのではないでしょうか。