薬剤師が転職する際、多くの人は転職サイトを活用しています。 転職サイトに登録すると、登録者の担当コンサルタントが付いて転職を成功させるためのサポートをしてくれます。 しかしながら、具体的にどこまでのサポートをしてくれるのか、把握している人は少ないでしょう。 コンサルタントにどこまでのことを頼めるのかを知っていれば、苦労して自分で解決しなければならないケースも少なくなるかもしれません。 コンサルタントの役割についてご説明しましょう。
目次
コンサルタントはどうしてサポートしてくれるのか
転職サイトに登録するとほとんどの場合、翌日もしくは翌々日にはコンサルタントから連絡があり、転職の相談に乗ってくれます。
経歴や希望条件を聞き、条件に合った求人情報を探し出してくれ、細かなアドバイスまでしてくれるはずです。
どうしてコンサルタントはこのようなサポートをしてくれるのでしょうか。
転職サイトを運営している転職支援サービス会社は、求人情報にマッチする人材を医療機関に紹介し、その人材が入職すると、手数料として人材の年収のおよそ20%~30%程度を受け取る仕組みになっています。
そのため転職希望者から金銭を受け取ることなく、無料でサポートができるわけです。
だからこそ、コンサルタントにサポートしてもらわない手はないのです。
コンサルタントが受け持つサポート
実際にコンサルタントが受け持ってくれるサポートはどのようなものなのか、具体的に説明しましょう。
キャリア構築のアドバイス
コンサルタントは転職に関するいわばプロです。
薬剤師として今の自分が進むべき方向はどのような選択肢があり、それぞれのメリットやデメリットはどのようなものか、また将来に備えるためにはどう考えておけば良いのかなど、知っている知識を総動員してアドバイスしてくれます。
すなわち、最も良いと考えられる転職の方向性をアドバイスしてくれるのです。
これは転職に際して最も重要なポイントであり、自分だけではなかなか解決できない事でもあるのです。
求人情報の提供
転職サイトに登録すると、最初に行なわれるのが転職希望条件のヒアリングです。
希望する収入や待遇、各種条件、勤務先の雰囲気などをコンサルタントに伝えれば、経験やスキルと合わせて希望に合致した求人情報を提供してくれます。
この際、この条件は無理だと思っていても、希望は包み隠さず伝えるようにしましょう。
それが実際には難しいのであれば、コンサルタントからアドバイスを引き出すことにもつながります。
応募書類へのアドバイス
希望条件に合致した求人情報が見つかれば、応募書類として履歴書や職務経歴書などを提出することになります。
この際コンサルタントは、より応募先にアピールでき、印象に残りやすい応募書類になるよう、アドバイスしてくれます。
面接についてのアドバイス
面接は誰でも緊張するものですが、特に初めての転職などの場合は極度に緊張することもあるでしょう。
面接ではどんなことを聞かれるのか、どんな答え方をすれば良いのか、面接時の服装は何が良いのかなど、面接に関するあらゆることで相談に乗ってくれます。
面接の様子が想像できれば、きっと緊張もほぐれてくるはずです。
面接のスケジュールを調整
書類選考を通過すると面接があります。
応募者の都合の良い日と応募企業の都合を合わせて、早いうちに面接のスケジュールを組んでくれます。
特に人気企業になると応募者が大勢になってしまい、欠員が埋まってしまうケースもあるため、早い段階の面接の方が有利です。
面接時の付き添い
希望すれば、面接への同行をしてくれます。
また、場合によっては、面接の場に同席をしてもらうこともできます。
面接が不安な人や心細いという人は、同行してもらうようにお願いしましょう。
条件面での代理交渉
年収や勤務開始日など自分では交渉しづらい条件交渉を、あなたの代わりに求人先に行ってくれます。
条件交渉を済ませてから面接に進むことが多いですが、面接後でも希望すれば交渉してもらえます。
この条件交渉は、第三者であるコンサルタントが介入することにより、当事者同士での交渉よりもスムーズにいくことが多く、転職サイトを利用する大きなメリットになっています。
コンサルタントの能力を活かそう
コンサルタントのサポートは転職のほぼ全てをカバーしています。
しかも転職に関するプロですから、相談したいことがあればどんどん相談すべきです。
コンサルタントの能力を最大限に活用し、転職を成功させてください。