ママ薬剤師がフルタイムで仕事をするときに、子どもを職場の託児所で預かってもらえれば、とても安心です。 仕事で残業が発生するような場合でも、保育時間の融通を利かせてもらえるなど、働きやすさは倍増します。 そんなママ薬剤師にとって魅力的な託児所付きの求人はどのような職場にあるのでしょうか。 また、どのように探せばいいのでしょうか。

ママ薬剤師に託児所付きの求人が人気な理由

ママ薬剤師が働くとなると、ほとんどの場合、保育園などへ子供を預けることになります。

保育園は朝7時から夕方7時までのところが一般的です。ここで問題になるのは、子供のお迎え時間です。

なぜなら、夕方7時という時間は残業などで対応できなくなる可能性が高い時間だからです。

つまり、ママ薬剤師が保育園を利用する場合、この夕方7時までにどうにか仕事を終わらせなくてはならないのです。

これに対して、勤務先の託児所に子供を預けた場合は、7時以降の遅い時間まで子供をみてもらえる可能性が高く、仕事とのバランスが取りやすくなります。

特に正社員として働きたいママ薬剤師には、残業があっても対応してもらえる託児所はこの上なくありがたいものでしょう。

そのため、託児所付きの求人はフルタイムで働きたいママ薬剤師にとても人気のある求人になっているのです。

託児所のデメリットも知っておこう

託児所付きの求人は魅力的ですが、ママ薬剤師全員にとって最適な選択肢とは限りません。

託児所にも当然デメリットがあり、それが受け入れられないならば、わざわざ託児所付きの求人を探す必要がないかもしれないのです。

では、託児所のデメリットは何でしょうか。

まず、職場の人間関係への影響が挙げられます。

同じ託児所を利用するママは、同僚であることがほとんどです。

子供を通じて家庭内の話が伝わってしまうこともありえます。子供たちのケンカが、ママどうしの人間関係に影響することもあるかもしれません。

元々人間関係が良好な職場であれば気にならないことですが、そうでなかった場合は煩わしく感じることもあるでしょう。

また、託児所の利用が勤務日に限定されていることも珍しくありません。

この場合、勤務時間外や休日に子供を預けたくても拒否される可能性があります。

転職先の託児所の利用可能日の規定がどのようになっているか、必ず確認しておきましょう。

託児所付きの求人のほとんどは病院

ママ薬剤師に期待されている託児所付き求人ですが、現在、その多くは病院の求人であり、特に中規模以上の病院で託児所を完備しているところが多く見受けられます。

この背景には、大きな病院では従業員が多く、それだけ多くの託児所の利用者がいることがあります。

また、病院従業員の大多数を占める看護師は女性が多いため、ある程度の大きさの病院であれば、人材確保の観点から託児所を完備していることが多いためです。

ただ、病院によっては託児所の利用者を看護師限定にしており、薬剤師は使えないこともあるので、転職の際には気をつけましょう。

一方、調剤薬局が託児所を持っていることは少ないですが、中には門前の病院の託児所を使わせてもらえるケースもあります。

調剤薬局への転職希望者も、託児所付き求人を探してみる価値はあるでしょう。

最後に

現在の状況では、託児所付き求人はまだまだ少なく、自分独自で探すにはかなりの労力がかかってしまいます。

そこで、転職サイトと転職コンサルタントを活用されることをお勧めします。

コンサルタントに託児所付きの希望を伝えておけば、もし希望に合った転職候補先に託児所が無かったとしても、認定保育園を紹介してくれるなど応援してくれます。

転職コンサルタントは、ママ薬剤師にとって頼もしい味方になってくれますので、子育て中のママ薬剤師も転職サイトを上手に活用しキャリアを積み重ねていきましょう。