転職前に把握しておきたい薬剤師職場別平均年収

転職前に把握しておきたい薬剤師職場別平均年収

2017/10/31 更新

高収入転職のために職場別年収を知ろう!

転職前に把握しておきたい薬剤師職場別平均年収

国税庁が発表した平成27年分民間給与実態統計調査のデータによると、日本人の平均年収は420万円で、男女別では男性が521万円、女性は276万円となっています。 一方、厚生労働省のデータでは、薬剤師全体の平均年収は537万円ということです。 男女別では、男性が586万円、女性は502万円となっています。 一般女性の年収が低いのは既婚女性の税金対策的要素が大きいですが、一般男性の平均年収をベースに考えると、薬剤師の年収は若干高めになると言えるでしょう。 女性が管理職に就くケースは薬剤師でも増えてきていますが、実際のところはまだ男性の方が多い状況です。 さらに女性は結婚や出産により働き方を変える人が多くいます。 これらが年収の差にも表れていると思われます。 また当然ながら、年収は性別だけでなく、職場や職種にも大きく左右されます。 ここでは薬剤師の職場別に平均年収を見ていきましょう。

 

調剤薬局

調剤薬局で勤務する薬剤師の平均収入は450万円〜700万円と言われています。

管理薬剤師や本社勤務などのマネジメントの立場になると年収は当然上がりますが、その昇給の割合は調剤薬局の規模に影響を受けます。

会社の規模は大きければ大きいほど年収が高くなるのが一般的ですが、調剤薬局では面白いことに、その逆になります。

大手のチェーン薬局より、中小規模の薬局の方が、年収が高い傾向があるのです。これは中小規模の薬局が薬剤師に頼る部分が大きいためではないかと予想されます。

ただし大手チェーンの薬局では福利厚生として、交通費や住宅手当などの補助が充実しているケースが多く、年収に現れない部分も存在しています。

また特に女性の場合は、転職先の産休や育休の制度は要チェックです。産休育休が取得できる調剤薬局であれば、いざ出産をすることになったときの金銭的な負担はかなり軽くなるからです。

収入面で転職先を考える場合は、年収の金額だけでなく、福利厚生もしっかりチェックしておきたいですね。

ドラッグストア

ドラッグストアで勤務する薬剤師の平均年収は450万円〜750万円と言われています。

初任給が高めに設定されていることも多く、平均年収で見てみても調剤薬局より少し高めになることが多いです。その理由はOTC販売はもちろんのこと、商品の管理や陳列、レジ打ち等などの幅広い業務を行う必要があるためです。

ただ薬剤師がどこまでの業務を担当するかは、会社によって方針が異なります。

調剤薬局併設の店舗では、調剤業務と薬剤師対応が必要なOTC販売のみということも珍しくありません。仕事のほとんどが調剤業務のみで、調剤薬局に勤務しているのとほぼ変わらないにもかかわらず、お給料は調剤薬局より良い、ということもあり得るのです。

さらにドラッグストアでも調剤薬局と同じく、管理職になると年収はアップしていきます。

マネジメントにも興味がある薬剤師にとっては、経験により活躍の場が広くなるだけでなく、年収も上がっていく、やりがいのある職場と言えるでしょう。

病院

病院薬剤師の平均年収は400万円〜650万円と言われています。一般的に病院は基本給が低いことが多いため、薬剤師の職場の中では低めの平均年収になります。

しかし病院の場合、病棟業務や注射剤の調剤など、他では経験できない業務があります。病院での勤務経験は貴重であり、

長い目で見ると自身のキャリアアップにつながるという点はお金には代えがたいメリットと言えるでしょう。また休日出勤や夜勤などで手当がつく場合もありますので、手取り年収で見ると平均年収並みに落ち着くことも多いようです。

企業

企業に勤める薬剤師の平均年収は300万円〜1,000万円と言われていますが、職種によって大きく異なってきます。

CRC(治験コーディネーター)では300万円〜800万円程ですが、一般的に激務と言われるCRA(臨床開発モニター)や製薬会社のMR(医薬情報担当者)のような職種では高収入が見込めます。

特にMRは30代で1,000万円を超えることもありますし、製薬企業は大企業が多いので、職場の安定性に加え、福利厚生が整っていることが多いです。激務だったり転勤があったりという高収入なりの理由はありますが、薬剤師の職場の中で、トップクラスの収入が得られるのが製薬会社です。

キャリアプランを考えて年収アップにつなげよう

薬剤師の職場を平均年収の高い順に並べると、企業>ドラッグストア>調剤薬局>病院となります。

ただこの順序はあくまで一般的なもので、会社の規模や職種、ポジションによって、年収は変わってきます。もし年収が自分の希望額に満たない場合は、より高収入な会社を選んだり、入社後にポジションアップによる昇給を目指したりすることで、希望額に近づけることも十分可能です。

また一時的な年収だけでなく、時にはキャリアアップのために必要な勉強期間と割り切ることも時には必要な場合があるでしょう。これらの年収データを参考にして今後のキャリアプランを自分なりに考え、それを実行していけば、より満足のいく転職ができるはずです。