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将来像を見据えた転職を!

男性薬剤師が転職を成功させるためのポイント

男性薬剤師が転職を成功させるためのポイント

厚生労働省の平成26年度統計調査によりますと、薬剤師の全体数288,151人の内、男性は112,494人、女性は175,657人となっており、男女の構成比率は、男性薬剤師39.0%、女性薬剤師61.0%となっています。 薬剤師は女性が占める割合が大きい職業と言えますが、男性薬剤師が転職する時に男女の違いによる差はあるのでしょうか。 男性薬剤師が転職を成功させるには、どのようなことに気を付ければいいのでしょう。

求人先が男性薬剤師に求めているもの

昨今、薬剤師のみならず仕事自体に対する価値観が変わってきています。

一昔前のような、男性は人生の中で仕事が最優先、就職先には終身雇用されるのが当たり前の時代ではありません。

仕事もプライベートも充実を図るライフワークバランスを重視し、男女ともに自由な働き方を求める人が増えてきています。

そのため、男性でもその働き方は多様化しており、特に専門職である薬剤師であれば、正社員以外の派遣社員や契約社員、また、アルバイトなど非常勤勤務の形態で働く人も多いでしょう。

収入面では、薬剤師は一般職より高時給なため、アルバイト勤務でも正社員と同等程度の収入を得ることは可能です。

しかし、正社員での雇用を希望して転職する際、それまでの転職回数は非常に重要視されてしまいます。

仕事への価値観の変化と働き方の多様化が進んでいると言っても、雇用する側の企業は旧態依然のまま、ということが多いのも事実です。

したがって、男性の場合、女性と違い出産や育児による休職や退職がないため、長期的に勤務することが前提で見られていることは理解しておかなければなりません。

またさらに、薬剤師は男性が少ないため、求人先から男性薬剤師に対する将来的な活躍への期待度が大きなものになっているのです。

自身の将来像を決める

薬剤師は転職経験者が多く、転職回数も多い傾向にあると言われています。

ただし、前述したように、転職回数の多い男性薬剤師が正社員での転職を希望する場合は、不利な立場になってしまうことは否めません。

そのため、特に男性の場合は将来的にどのような薬剤師になりたいのか、どのように働いていたいのかという将来像を決めておくことが必要です。

例えば、将来独立・開業を視野に入れているのであれば、多くの職場で経験を積むことは役に立つでしょうし、転職回数を気にする必要はありません。

しかし、将来的なキャリアアップによる年収増を望むのであれば、キャリアパスが描ける職場を探し出し、そこに勤務し続ける必要が出てくるでしょう。

自分が描く将来像により、転職先も大きく違ってくるものです。

将来像が描けていれば、今転職すべきかどうか、どのような転職先を探すべきなのか、といったことが見えてきますので、無駄に転職回数を増やすこともなくなります。

将来像を見据え、転職時に損をしないようにしたいものです。

視野を広げる

薬剤師が活躍している職場として、その多くが調剤薬局、次いでドラッグストア、病院となっていますが、これら以外にも薬剤師の資格が活かせる職場はあります。

代表的なものに、大手企業が多い製薬メーカーが挙げられます。

製薬メーカーでは、高年収を目指せることで有名なMRをはじめ、学術・DI職など複数の職種で薬剤師が活躍しています。

他にも新薬の開発に関わる治験を担当するCRAも高年収が期待できる職種と言えます。

また、調剤薬局やドラッグストアでも、多店舗展開してる企業では、店長だけでなくエリアマネージャーといったポストもあり、キャリアアップを目指せる環境にあります。

このように、薬剤師と言えば調剤業務のみをするものと限定しなければ、収入アップや将来的なキャリアップを目指せる職場は結構あるものです。

転職回数を増やすことによるデメリットが大きい男性薬剤師は、自身の将来像を描く際にも、それを踏まえて転職先を探す時にも、自分が経験してきた職場だけではなく、広い視野で転職先や職種についての知識を得て検討することが必要ではないでしょうか。

業界事情を把握する

2016年より「かかりつけ薬剤師」制度がスタートしたことにより、薬剤師に対患者へのコミュニケーション能力が一層求められており、また、2017年よりかかりつけ薬剤師になるためには、「研修認定薬剤師」資格が必須になっています。

調剤薬局勤務の薬剤師にとって、これらは職場環境や働き方に大きく影響する事柄でしょう。

一方、調剤薬局へ転職する薬剤師にとっては、接客スキルやコミュニケーションスキルが高いことは強みになります。

例えば、製薬メーカーのMR経験のある薬剤師が調剤薬局へ転職する場合、それまでの仕事で培ったコミュニケーション能力が高く評価され、調剤未経験であっても採用される確率が高くなっているのです。

このように、その時々の業界事情により、薬剤師に求められる能力にも違いが出てきます。

転職を有利に進めるためには、自分が今の業界でアピールできるポイントは何か、また、業界で求められている人材について知っておかなければなりません。

業界事情について調べ把握しておくことが必要です。

転職コンサルタントに協力してもらおう

先にもご説明しましたが、男性薬剤師の場合、転職回数の多さがより不利になってしまう傾向にあります。

そのため、より慎重に転職活動を進めていかなければなりません。

薬剤師の転職サイトに在籍しているコンサルタントは、業界事情にも詳しく、薬剤師の転職事情も経験を踏まえて熟知しているものです。

そのコンサルタントは、転職先探しから応募書類の作成、面接対策、内定後の契約、入職後のフォローと全面的に転職活動のサポートを提供してくれます。

転職を成功させるための頼もしい味方となってくれますので、転職を考え始めた段階で一度相談されてみることをおすすめします。

転職サイトへの登録・利用は無料でできますので、積極的に活用しましょう。