ホームへ戻る

カテゴリー

新着記事

ここ1ヶ月間の人気の記事

ボーナスも大事だが固執しない事

薬剤師がボーナス転職を考えている場合の注意点

薬剤師がボーナス転職を考えている場合の注意点

比較的長い間、正社員として勤務していた職場を退職しようとした時、ボーナスの支給があるのであればそれをもらってから退職しようと考えるのは当然でしょう。 ボーナスの支給を受けてから退職し、転職することをボーナス転職と言いますが、このためにはどのような点に注意しておけば良いのでしょうか。 またどうすればボーナス転職ができるのか、ご説明しましょう。

退職する薬剤師にボーナスは支給されるのか

勤務先が異なれば、ボーナスに対する社内規定は変わるはずです。

すなわち、勤務先の数だけ社内規定があると言うことになるため、どの組織にでも当てはまるとは言えませんが、一般的にボーナスは夏と年末の二回支給されます。

またボーナスは勤務する組織や企業にどの程度貢献したかを、組織や会社の業績を加味しながら査定するものです。

支給される金額は、支給日より以前の査定内容によって決まっているため、退職が決まっていたとしても、金額が少なくなることはないのが一般的ですが、小さな組織や企業の場合には査定方法もあいまいなため、金額が少なくなってしまうこともあります。

なお、査定期間は在籍していたものの、ボーナスを支給する日までに退職していたり、ボーナス支給後に退職することが決まっている場合には、支給されないなどのケースもあるため、ボーナス転職が可能かどうかは、事前に社内規定を確認しておくようにしましょう。

三カ月前には退職の意思表示を

法的には二週間前に退職の意思表示をすれば退職できますが、この短期間で勤務先が代りの薬剤師を見つけ、その人に対して引き継ぎ業務をすることは事実上不可能です。

今まで勤務先にお世話になったことを考えると、迷惑を掛けないよう、また職場を混乱させることなく退職する方が円満退職につながるため、可能であれば三カ月前には退職の意思表示をしておくべきでしょう。

ボーナス転職をするためには、その三カ月の間にボーナス支給日が入るようにしておくことで、ボーナスの支給を受けることができます。

転職する人がボーナスを受給したことは、おそらく職場の誰もが分かるはずです。

退職の意思表示後、ボーナスをもらってすぐに退職すると、多くの人から非難の視線を浴びることにもなりかねませんので、早めの意思表示が大切です。

非難の視線を浴びるのは迷惑になったかどうか

例えば引き継ぎができないまま退職してしまうとすると、勤務先は非常に困り、同僚にも多くの迷惑が掛かるでしょう。

しかし退職はするものの、早めに意思表示をし、引き継ぎも完璧にこなせたとしたらどうでしょうか。

きっと退職のことを悪く言う人もいないでしょうし、非難の視線を浴びることもないはずです。

それどころか、退職後も元上司や元同僚との交遊も続いているケースもあります。

つまり、ボーナスをもらったかどうかより、迷惑を掛けて退職したかどうかが重要だと言えるのです。

転職先のボーナスも視野に入れる

転職をする場合、転職先の社内規定でボーナスの支給日はいつなのか、いつからいつまでの期間を査定するのかなどを把握しておくべきです。

一般的にボーナスは、入社してひと月ほどで支給日が来た場合、以前からいる薬剤師と同じような金額を受け取ることはできません。

転職先に対し、ひと月しか貢献していない訳ですから、これは当然です。

しかし、金一封などが支給されるケースは多くあります。

また転職後半年ほど経っており、査定の期間に合致していればボーナスを満額受け取ることができますので、ボーナスの支給日や査定期間は必ず確認しておくようにし、転職の日程を上手く合わせる方法も有効です。

好条件求人があれば退職先のボーナスにこだわり過ぎない

退職先の勤務が辛いにもかかわらず、ボーナスのためだけに辛抱して勤務を続ける薬剤師もいるようですが、果たしてそれにどれほどの意味があるのでしょうか。

もちろん今まで働いてきたことに対する報酬であるため、受け取るタイミングを逃してしまうのはもったいないと考えるでしょう。

しかし好条件の求人先を見つけたにもかかわらず、今の勤務先のボーナスを受け取ることに固執してしまうと、せっかくの好条件求人を逃すことになってしまいます。

ボーナスを受け取れなくても、今の勤務先に迷惑を掛けないようにしながらなるべく早く退職し、より条件の良い転職先に転職した方が長い目で見ると得をしている場合もあります。

ボーナスばかりに固執しないことも時には必要なのです。

転職サイトのコンサルタントからのアドバイスにも耳を傾けよう

上記の内容は、転職を考える薬剤師であれば、理屈として十分理解できるはずです。

しかしながら実際に自分が当事者となり、ボーナスを取るか、好条件の転職先を取るかを選択しなければならなくなった時、迷ってしまうはずです。

このような時に頼りになるのは転職サイトのコンサルタントです。

好条件と思える求人は、良くある程度の好条件なのか、自分の経験やスキル、希望にどれほど合致しており、今後も同様の求人が出てくる可能性はあるのかなどについてアドバイスを求めればよいでしょう。

転職のプロであるコンサルタントなら、冷静に判断してくれ、的確なアドバイスをしてくれるはずですので、参考になるでしょう。