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休暇がとれるところもある

薬剤師が休日を多く取れる職場はどんなところ?

薬剤師が休日を多く取れる職場はどんなところ?

薬剤師は国家資格であり、薬剤師にしかできない仕事があります。 そのため薬剤師が休んでしまうと、勤務先の業務そのものが滞ってしまうケースでは、どうしても休みづらくなってしまいます。 薬剤師そのものが不足していることも影響し、休みづらいことはしょうがないとあきらめている人も多いでしょう。 薬剤師として勤務していながら、十分に休日を取得できる勤務先はあるのでしょうか。 またそれはどのような理由なのでしょうか。 詳しくご説明しましょう。

薬剤師はどうして休みづらいのか

どうして薬剤師は休みづらくなっているのでしょうか。

その理由を以下に説明しましょう。

薬剤師そのものが不足している

薬剤師資格を持つ人そのものは増えているにもかかわらず、薬局やドラッグストアなどは急激に増え、しかも薬剤師として勤務していない人が多いことなどから、薬剤師不足は全く解消されていないのが現実です。

そのため、薬剤師が休んでしまうと業務そのものができなくなったり、仕事に支障がでるなどの理由で、簡単には休めなくなっています。

薬剤師が一人しかいない職場が多い

小さなドラッグストアなどで調剤薬局を併設している店舗に多いケースです。

もともと薬剤師が一人しか在職していないため、休みを申し出るということは調剤業務が止まってしまうことを分かったうえで申請しなければなりません。

これでは休みを申請することができず、たとえ体調を崩していても出勤せざるを得ない場合もあります。

薬剤師の勤務先では休暇取得が一般的でない

薬剤師が勤務する職場でも、もちろん休暇取得は就業規則に明記されていますが、一般的に長期休暇を申請する人は非常に少ない状況です。

これはおそらく、薬剤師が複数勤務していても仕事は忙しく、誰かが一人休むと他の人の仕事量が増えてしまうという意識が働いているのでしょう。

休みを取りやすい職場の特徴とは

ではどのような職場が休みを取りやすいのでしょうか。

そのような職場の特徴をまとめてみましょう。

制度として休暇が確立されており上司も取得している

休みを取りやすい職場の前提として、休暇そのものが就業制度として明文化されている必要があります。

これがはっきりと定まっていなければ、休みを申請することすら難しくなってしまいます。

また明文化されていたとしても、他の従業員や薬剤師が休んでいない状態では、周囲に気を遣って休むことはできません。

理想的には、上司が率先して休みを取っていることで、このような場合には他の従業員も休みを取りやすくなります。

経営サイドが休暇を取ることに抵抗感を持っていない

経営サイドが、薬剤師を含んだ全ての従業員の休暇に抵抗感を持っておらず、文句や嫌味などを一切言わないのであれば、休みは非常に取りやすくなります。

例えば大手企業などでは福利厚生として休暇は当然の権利であり、そのことに対して上司は何も言わないのが普通です。

また薬剤師不足である地方の個人経営や小規模チェーン店の薬局などでも、薬剤師を何とか確保するための待遇として、休みを取りやすくしているところも多く見られるようになってきています。

休みが取りやすい具体的勤務先

薬剤師の勤務先の中で特に休みを取りやすいのが、大手企業がほとんどである製薬会社や化粧品会社などでしょう。

職種としてはMRや事務職、治験関係の職種に就いていれば、基本はカレンダー通りです。

それに加えて夏季、年末年始にも休みとなります。

有給休暇と週末の休みを組み合わせることで、かなり長い期間の休みを取ることもできます。

民間企業以外で休みが取りやすいのは公務員でしょう。

つまり公的医療機関などに勤務している薬剤師です。

公務員の仕事はカレンダー通りの勤務であり、年20日程の有給休暇もあります。

また公務員は休みを極力とるように指導されますので、安心して休暇を消化できます。

勤務先別休暇事情

薬剤師の代表的な勤務先の休暇事情はどのようになっているのでしょうか。

薬局やドラッグストアの場合

薬剤師の勤務先として主である薬局やドラッグストアは、基本的に休みが取りにくい傾向があります。

大手チェーン店などでは、制度として休みは謳われていますが、実際には忙しい、人手が足りないなどの理由で休みが取りにくいのが現実です。

ただし勤務がシフト制になっていれば、この限りとは言い切れません。

小さなドラッグストアや薬局などでは、よほどの理由がないと休めないと考えておくべきかもしれません。

医療機関の場合

病院やクリニックなどの医療機関に勤務する薬剤師の場合は、基本的に医療機関の休診日が休みの日となります。

もしその医療機関の休診日は日曜日しかなく、土曜日は診察しているのであれば、薬剤師も土曜日は仕事となってしまいます。

医療機関の門前薬局の場合

門前薬局に勤務する薬剤師の場合は、主とする医療機関の休診日にしか休みをとれないと考えておくべきでしょう。

つまり医療機関に日曜日しか休診日がなければ、薬剤師の休みも日曜日のみで、土日の両方が休診であれば、薬剤師も土日ともに休めるというものです。

転職に際して注意しておくべき事

薬剤師が休暇を意識して転職する場合、求人情報だけを参考にしていたのでは実態は分かりません。

制度的に休暇が明文化されていても、実際にはほとんど休みをとれないケースも多いからです。

そのため転職サイトに登録し、コンサルタントから求人先の休暇の実態について教えてもらい、その実態に納得したうえで応募することが必須となります。