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薬剤師が余裕を持って働ける職場はどんなところ?

薬剤師が余裕を持って働ける職場はどんなところ?

一般的に薬剤師が勤務する職場は忙しい職場であるのが普通だと思われています。 薬剤師は国家資格であり、その資格を活かせるのであれば、どんな職場でも構わないと考える人もいれば、もう少し余裕を持って落ち着いて働ける職場はないものかと考える人もいるでしょう。 余裕を持って、休みたい時には休むことができる、自分のペースで仕事ができる勤務先についてご説明しましょう。

働き方に余裕ができやすい職場の特徴

薬剤師の働き方に余裕ができやすい職場は、一般的に以下のような特徴を持っているところがほとんどです。

店舗の場合は客足の少ないところ

勤務しているのが、客足の少ない店舗であれば、忙しくなってしまうことはまずありません。

調剤薬局であったりドラッグストアなどは、客足が薬剤師の忙しさに大きく影響するため、客足の少ない店舗を選択すると薬剤師は余裕を持って仕事に取り組めるということになります。

暇なお店だと、突然潰れたりしないのかと思うかもしれませんが、店舗そのものが借り物件であったり、借地に建てられたものであれば、そのような心配もあるでしょう。

しかし家賃の発生しないオーナー店舗等であれば、売り上げそのものが少なくてもやっていける場合も多くあります。

医療機関の場合は患者数が多くないところ

医療機関勤務の場合であれば、ベッド数があまり多くなく、30床ほどなら病院薬剤師はそれほど忙しくはありません。

ベッド数がこれより多くなると、どうしても仕事量は増えてしまい、またベッド数が少ない場合には薬剤師としての仕事以外に雑用もこなさなければならず、結果的に忙しくなってしまいます。

病院薬剤師の仕事そのものは多岐に渡り、調剤業務や服薬指導、薬剤管理などを受け持ちますが、仕事量はそれほど多くなく、余裕を持って勤務することが可能でしょう。

地域特性としてせかせかしていないところ

一般的に、都会に住んでいる人より地方に住んでいる人の方が、全てのリズムがのんびりしている傾向にあります。

生活のリズムそのものがゆっくりと流れているため、例えば調剤薬局でも、調剤を急かされるなどのケースは少なくなります。

つまり、都会よりも地方で勤務する方が、薬剤師は全ての業務で余裕を持って対応することができるわけです。

勤務している薬剤師の人数がほどほどであるところ

どのような勤務先であっても、仕事量と比べて薬剤師の人数が少ないと、仕事が大変になるのは当然です。

しかし、仕事量よりも薬剤師の人数が多くても仕事は大変になるのです。

例えば、仕事を上手くサボる人が出てきてしまい、仕事に真摯に取り組んでいる人だけがいつも忙しいなどの状況に陥ってしまいがちです。

また無駄口ばかりが多くなり、人の悪口を仕事中にするなど、人間関係も悪くなってしまいかねません。

仕事量と薬剤師の人数は合致しているところが余裕を持って働ける環境であると言えるのです。

仕事内容が比較的単純であるところ

勤務先の仕事内容が単純であれば、一度内容を覚えてしまえば、あとは余裕を持って取り組める場合もあります。

調剤薬局などの場合では、眼科や皮膚科など、単一診療科の門前薬局であれば、処方されるのは似たような薬がほとんどです。

また粉末薬の分包なども必要ないケースが多く、仕事内容そのものを覚えてしまえば、あとは余裕を持って対応できるはずです。

もちろん、これ以外にも仕事内容が比較的単純な勤務先もあるはずです。

余裕を作れない勤務先とは

仕事に余裕を持って取り組める勤務先を探している薬剤師なら、勤務するべきではない、常に忙しく余裕がない勤務先の例をご紹介しましょう。

大規模医療機関の門前薬局

大規模医療機関はどうしても診療科が多くあります。

その医療機関の門前薬局ということは、色々な診療科を受診した患者が来るということであり、仕事内容が複雑になるだけでなく、患者数も多く余裕がない状態になります。

大規模医療機関の薬剤師

大規模医療機関に勤務する薬剤師の仕事は、調剤業務も非常に幅広く、医師を含めたチームの一員として患者に対峙しなければなりません。

常に緊張感を持って仕事に臨まねばならず、余裕は全くない状態です。

MRやCRA

製薬会社の営業職であるMRは薬剤師の転職先として知られていますが、ノルマを抱えながら医師や看護師などを相手に営業するため、非常に厳しい仕事です。

CRAも新薬の治験に関する業務であり、医療機関や医師を相手にしなければならず、気が休まらないだけでなく、忙しい仕事です。

どちらも余裕を持ってこなせる仕事ではありません。

薬剤師の少ない調剤薬局やドラッグストア

調剤薬局やドラッグストアで、薬剤師が少ない店舗の場合、一人の薬剤師に対する業務の負担は大きくなります。

つまり薬剤師資格を持っている人にしかできない仕事は、全てその少ない人数でこなさねばならない訳です。

そのため、休憩や休みも満足にとることができなくなり、とても余裕をもって仕事に臨める環境とは言えません。

応募時に転職コンサルタントに確認することが必須

求人情報では、その勤務先がどれほど忙しいのかは読み取ることはできません。

しかし転職サイトのコンサルタントは、求人先の状況を把握しているはずです。

余裕をもって仕事に取り組むことを優先したいのであれば、必ずコンサルタントに他に勤務している薬剤師数や仕事の忙しさについて質問し、確認しておく必要があります。

これをせずに求人情報だけで勝手に想像していると、勤務に就いてからこんなはずではなかったと後悔することになるので、注意するようにしましょう。