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優秀なコンサルタントを判断するポイント

薬剤師の転職コンサルタントに必要な能力とは?

薬剤師の転職コンサルタントに必要な能力とは?

薬剤師の転職において、転職サイトのコンサルタントは転職を成功させるための非常に重要な存在です。 転職サイトに登録後決まる担当のコンサルタントは、転職活動を全面的にサポートしてくれます。 転職という薬剤師のその後の人生に影響するような重要な仕事を担うコンサルタントには、求められる能力も広範囲に及び大きなものになります。 どのような能力が必要で、また、能力を備えた優秀なコンサルタントであることを判断するには何を基準にすればいいのでしょうか。

医療・製薬業界全般にわたる知識

薬剤師の転職コンサルタントは、求人先の希望と薬剤師の希望が合致しているものをマッチングするだけの仕事ではありません。

求人先と薬剤師双方にとって、将来的にメリットがあるよう発展的な転職を成立させるのが本来の仕事です。

それには、求人先の求人事情と薬剤師の転職事情を理解しておかなければなりません。
業界知識が豊富なことに加えて、業界の動向を常に敏感にキャッチしておくことが必要なのです。

担当になったコンサルタントが、業界に精通しており動向に敏感であるかどうかは、薬剤師の方から業界事情や求人動向について質問してみればすぐに判断できます。

もし、業界に詳しくないコンサルタントであった時には、ミスマッチが起こりやすいだけでなく、転職後に後悔してしまうような事態に陥る可能性も高くなります。

担当を変更してもらうか、それができなければ他の転職サイトの利用を考えるようにしましょう。

社会人として当たり前のことを当たり前以上にする姿勢

薬剤師の転職コンサルタントの仕事相手は、薬剤師と医療機関や企業の人事担当者です。

薬剤師は国が指定している専門職であり、専門性の高い職業です。

しかも、薬剤師にとってその後の人生に大きく影響する転職をサポートするという重大な役割を担っているのですから、軽い気持ちでできる仕事ではありません。

前提として、社会人としての常識である、約束を守る、時間を守る、失礼のない言葉遣いと文章でのやり取りができるなどは当然のことです。

そのうえで、相手に対して少しでも不快感を抱かせないよう、より丁寧な対応を心掛け、業務を円滑に進めていくことができなければなりません。

これらのことさえきちんとできないようでは、コンサルタントでなくともビジネス社会では通用しません。

まして、労力がかかり、より細やかな配慮が必要な転職のサポートができるわけがありません。

転職コンサルタントの場合、社会人として当たり前のことをより丁寧に緻密に行えることで初めて合格ラインと言えるでしょう。

コミュニケーション能力+鋭い洞察力

転職サイトに登録すると、まず担当になったコンサルタントから希望条件などについてのヒアリングを受けることになります。

このときに、こちらの話を引き出してくれるような姿勢で臨み、自分でもうまく言葉にできない部分を上手く汲み取り、意図するところを的確に理解してくれるようなコンサルタントなら、その後の転職活動においても的確なアドバイスとサポートに期待できるでしょう。

このような相手の立場に立って対話ができるコミュニケーション能力と洞察力は、転職志望者である薬剤師のサポートだけでなく、求人先の医療機関や企業の担当者への対応も必要な転職コンサルタントには欠かせないものです。

求人先への交渉能力

薬剤師が転職候補先をいくつかに絞り込み、実際に面接に臨み最終的な判断をする際に、自分の希望する条件が100%満たされているケースはごく稀でしょう。

そのため、全体の希望条件の7割がた程度満足できたり、譲れない絶対条件が満たされていれば転職先として決める人が多いものです。

しかし、転職者にとっては少しでも好条件で転職したいのが当然ですから、求人先への交渉が必要になってくる場面が出てきます。

その際には、コンサルタントが交渉をしてくれますが、その能力次第で結果がかなり違うものになってしまいます。

闇雲に強引な交渉を進めてしまうと、求人先の心象を悪くし、極端な場合、内定後であっても取り消されてしまうような事態になり得ます。

交渉したい内容が、その求人先で通るような条件かどうか、どこまでなら交渉できそうかの判断を、求人先の反応を見ながらしなければなりません。

そのような的確な判断に基づく交渉ができるかどうかで、より好条件での転職が可能になるわけです。

コンサルタントに交渉能力があるかどうかは、交渉をお願いしたときの反応で分かります。

即答で「無理」「できない」という返答をされたときには、はなから条件交渉をする気がない、交渉能力がないということです。

早めの段階、求人への応募時に勤務条件の交渉をしてもらえるかどうかを確認しておきましょう。

コンサルタントの変更要請は可能

担当になったコンサルタントが、上記のような能力を持ち合わせていない場合には、転職サイトに担当を変更してもらえるよう要請することができます。

もし、コンサルタントの在籍人数が少ないなどの事情で変更してもらえないのであれば、他の転職サイトの利用を考えましょう。

最近では、最初から登録者がコンサルタントを選べるようにしているところも登場してきています。

転職成功には、コンサルタントの能力が大きく影響してきますので、薬剤師自身でコンサルタントを見極めることが重要です。