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非常勤勤務のメリット・デメリット

薬剤師は自分のライフスタイルに合わせた職場選びができる

薬剤師は自分のライフスタイルに合わせた職場選びができる

薬剤師にも他の業種と同様に様々な雇用形態があり、自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。 例えば安定した収入と雇用を求めるなら正社員、短期間だけしか働けないのであれば派遣社員が向いています。 1日3~4時間だけ、あるいは週に2~3日だけなど短時間だけ勤務したい場合は「非常勤」がお勧めです。 「非常勤」とは、常勤(週40時間)よりも短く働く雇用形態です。 具体的にはどのような働き方なのか、説明しましょう。

薬剤師が非常勤で働くメリット

非常勤とは、パートやアルバイトでの勤務を指します。

正社員と変わらない勤務時間のものや、1日3~5時間勤務で、出勤も週に2~4日の勤務体系のものもあります。

家族の世話をしなくてはならず、時間があまり無い人、配偶者の扶養控除額を考慮した働き方をしたい人などには好都合です。もちろん勤務時間が決まっているので、残業はありません。

非常勤で働くのは勤務時間以外にも多くのメリットがあります。パートやアルバイトに対する需要は多いため、自宅近くの勤務先が見つかる可能性があります。

また高齢者を雇用する場合も多く、定年後の再就職先としても人気があります。60代や70代の薬剤師が活躍しているドラッグストアや調剤薬局があるほどです。

薬剤師は時給が2,000円前後と高いので、非常勤の短時間勤務でも十分な収入になります。さらに経験があれば、より高収入を目指せるでしょう。

パートやアルバイトで働くデメリットは

パートやアルバイトには多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。

給料は時給制になるので、仕事を休むと勤務時間が短くなり、収入が減ってしまいます。またボーナスがなく、退職金もありません。

加えて、経営が傾いたり人手が余ったりすると真っ先に解雇されるのはパートやアルバイトであり、正社員の雇用は守られます。

企業にとって、自社の将来を託す人財ではなく、目の前の仕事をこなしてくれる「人手」だと考えているわけです。そのため、責任の重い仕事が与えられることは少なくなる傾向にあります。

配偶者控除の適用は難しい

非常勤で働く目的の中には「配偶者控除」の適用があります。

年収103万円以下(各種控除後の所得が38万円以下)なら配偶者に扶養されているとみなされ、自ら所得税や住民税を納める必要がなく配偶者にも配偶者控除が適用されます。

社会保険や厚生年金の強制加入は複数の条件を満たす必要がありますが、週の勤務が20時間未満か、月収が88,000円未満なら対象外です。

ただし薬剤師は一般的に時給が高い傾向があるため、短時間勤務でも上記金額を上回ってしまい、配偶者控除を適用できない可能性があります。

例えば時給が2,000円の場合、上記の範囲内に収めたいのであれば月42時間程の勤務しかできなくなります。つまり週に10時間程度しか働けないということになります。この条件では雇用してくれる先はまずありません。

そのため税金や社会保険料などを考慮しながら、どの位の年収が効率的に世帯収入を上げられるかを考え、働き方を決めていくべきでしょう。

正社員を目指す?転職する?

最初は非常勤で働いていても、子育てが一段落するとまた正社員として働きたいと考える場合もあるでしょう。

企業の中には非常勤から正社員に登用する制度を設けているところもありますので、もし正社員を目指すのであれば、ハードルは高いものの、挑戦する価値はあるでしょう。このような制度が無い場合、別の企業に勤務し、実績を積んでから正社員になることも考えられます。

非常勤も正社員になるのも転職サイトで

薬剤師が正社員や非常勤勤務を目指して転職するなら、転職サイトを利用するのが最も有効です。

転職サイトは求人件数だけでなく、各求人情報の内容も詳細に掲載されていますので、希望に合った職場を見つけられるはずです。また、同時に複数の企業にアプローチすることも可能になります。

転職サイトを有効活用し、是非有意義な勤務先を見つけてください。