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面接で見られているポイントを理解しておこう

薬剤師転職時の面接で担当者がチェックしているポイント

薬剤師転職時の面接で担当者がチェックしているポイント

採用の可否に関わる面接では、誰もが緊張してしまい、求人先の担当者の反応や自分の何を見ようとしているのかまではなかなか気づけないものです。 事前に、面接の担当者が何を重視するのかが分かっていれば、それに備えて念入りに準備しておけるのではないでしょうか。 ここでは、採用担当者が面接時にチェックしているポイントについて見ていきましょう。

即戦力となる人材か

転職の場合、まず重要視されるのが、それまでの経験やスキルが求人先企業で即戦力として活かせるかどうかということです。

事前に提出している履歴書や職務経歴書でほぼ経歴は伝わっていますが、口頭での説明を改めて求められることがほとんどです。

その際には、実際に説明している内容と、書類に記載されている内容に相違がないかどうかの確認や、より詳しく職務内容を探るための質問もされるでしょう。

口頭での説明では、自分のスキルや実績、知識などが正確に伝わるよう意識し、分かりやすく丁寧に話すように心がけましょう。

そして、自分の実績やスキルが求人先にどのように役立つのかを熱意をもって説明することで、あなたの求人先への真剣な思いも伝わり、自社で採用すべき人材と思われる可能性も高くなります。

未経験の場合、将来性はあるか

薬剤師の場合、調剤業務未経験からの転職を考える人も少なくなく、例えばMRから調剤薬局への転職をする場合は、即戦力としての人材ではありません。

しかし、求人先が募集しているポジションにもよりますが、必ずしも経験者限定とは限らず、また、経験者のみが採用されるとは限りません。

求人先が経験者限定と強く要望している場合を除き、未経験であっても将来性があると判断されれば採用確率は高くなります。

新しいことを吸収して真摯に取り組んでいく姿勢と意欲が感じられれば、それだけでも評価は高まります。

合わせて、未経験でもそれをカバーできる他の要素があれば、採用される確率は一段と高まるでしょう。

特に、「かかりつけ薬剤師制度」の影響もあり、コミュニケーション能力が身についている薬剤師は高評価を得られる傾向にあります。

仕事に対する姿勢と意欲

面接でよく聞かれる質問に、志望動機や以前の職場や現在の職場の退職理由が挙げられます。

これは、応募者の仕事に対する姿勢や考えについて判断し、自社にとって採用するメリットがあるかどうかを見極めるための質問でもあるのです。

例えば、退職理由にネガティブな理由ばかりを挙げた場合、「自社で採用しても同じような理由でまた辞めるのではないか」となり、それならば採用する意味がないと判断されることがほとんどでしょう。

逆に、退職理由として例えば「薬剤師としてより一層のスキルアップを望んでいる」などの前向きな回答をした場合には、薬剤師としての真摯な姿勢と仕事に対して意欲的であると感じられ、採用価値があると判断されやすくなります。

転職に際して、正直なところでは年収や勤務条件の良さなど待遇面に魅力を感じて応募することが多いでしょう。

しかし、それらは自身が転職先により貢献できるからこそついてくる条件であり、貢献度が大きくなれば必然的に好条件の待遇になるものであることを理解しておかなければなりません。

自社に相応しい人物かどうか

面接が行われるということは、応募者のそれまでの経歴や実績は求人先が求める基準をクリアしているということです。

事前に提出している履歴書や職務経歴書でそれらは判断されており、面接では確認はされますが、内容に相違が無ければ問題はありません。

では、それら以外で何を重視するのかというと、自社に合う人物かどうかということです。
企業にはそれぞれカラーがあり、経営方針にも違いがあります。

それらはそこで働く社員にも表れてくるものです。

企業カラーや経営方針に共感できそうな人物かどうか、つまり、長く勤めることができ、他の社員と上手くやっていけるかどうかを、面接の中で見極めようとしているのです。

応募者である薬剤師は、人間性を表現するために、それまでの経験に基づく薬剤師としての信念や仕事に対する思いなどを伝えることも一つの方法です。

なぜ薬剤師になったのか、なろうと思ったのかを付け加えてもいいかもしれません。

そして、それらが、自分が応募先に転職したい理由(志望動機)に繋がっていることを伝えれば、応募先企業に合っている人材としての評価は高まるはずです。

面接の前提を理解しておく

面接時に担当者がチェックしている大きなポイントを取り上げて解説してきましたが、面接に臨む際に「前提として」忘れてはならないことがあります。

それは、面接は、求人先企業が応募者を採用するかどうかを判断するための場であるということです。

したがって、面接での主導者は求人先企業であり、その担当者です。

担当者があなたに対して知りたがっていることを、担当者との受け答えの中で察知し、的確に答えるように心がけるのが大切です。

担当者がチェックしているポイントを踏まえたうえで、面接当日は落ち着いて相手の話をよく聞き、担当者との会話がスムーズにできるよう配慮しましょう。