薬剤師がMRからドラッグストアへ転職する場合のメリット・デメリット

薬剤師がMRからドラッグストアへ転職する場合のメリット・デメリット

2018/9/7 更新

収入ダウンを抑えられるドラッグストア

薬剤師がMRからドラッグストアへ転職する場合のメリット・デメリット

MRが薬剤師の代表的な職場である薬局への転職を考えた際、もっともネックになるのが「年収」です。 MRは平均年収で700万円前後、1,000万円以上稼ぐ人もいます。 さらに勤務先は製薬会社で大手企業が多く、住宅手当など福利厚生も充実しています。 対する調剤薬局は平均年収が500万円前後で、企業規模にもよりますが通勤費以外の手当もそれほど期待できません。 転職するとなると生活レベルを下げなければいけなくなるでしょう。 しかし、「ドラッグストア」への転職を視野に入れれば、収入が下がる度合いを最低限に抑えられます。 ここでは、MRがドラッグストアへ転職する際のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

 

MRがドラッグストアへ転職する背景

高収入が魅力のMRですが、仕事内容は営業色が強くハードワークになりがちです。

性格的に合わない場合や、薬剤師本来の調剤スキルが無いことへの不安から、調剤薬局への転職を考えるMRも少なくありません。

しかし、その際に一番の痛手となるのが、冒頭でもご説明しております通り、収入が大幅にダウンすることでしょう。

調剤未経験の不安は、研修が充実している職場を選ぶことでカバーできますが、収入が減ることは覚悟しなければなりません。

ただ、収入が減る度合いがあまりに大きいと、転職そのものを考え直すことになってしまいます。

そこで、病院や調剤薬局と比較して収入が高めのドラッグストアへの転職を最終的に選ぶMRが多くなるのです。

MRがドラッグストアへ転職するメリット

ドラッグストアは年収が高め

ドラッグストアで働く薬剤師の年収は500~700万円が相場と言われており、調剤薬局よりも高めになっています。

調剤薬局は、地方へ行けば深刻な人手不足の影響から破格の好待遇での求人もありますが、逆に薬剤師数が多い都心部ではさほど好待遇は望めません。

ところが、ドラッグストアにはそのような地方格差は無く、都心部でも高収入が期待できます。

調剤薬局への転職では、200万ほども年収ダウンすることがありますが、ドラッグストアではその半分程度かそれ以下で抑えられることがほとんどでしょう。

将来的なキャリアップが目指せる

ドラッグストアには、キャリアアップできるリーダー・店長・エリアマネージャー・支店長などのポジションが豊富にあるのが大きな特徴です。

管理薬剤師と薬局長くらいしか上位職のない調剤薬局よりも、将来的なキャリアアップを目指している人にはチャンスが多い最適な職場と言えます。

調剤薬局併設のドラッグストアを選べば、調剤スキルを身につけながら将来的なキャリアアップを目指し、MR並みの高収入を実現することも十分可能なのです。

MRの経験が活かせる

調剤薬局併設ドラッグストアでの薬剤師の主な役割は2つです。

一つは処方箋に基づいて薬を調剤し服薬指導すること、もう一つは第一類の医薬品を指導しながら販売することです。

他にも店内で販売する薬やサプリメント、健康食品について来店客からの質問に答えるなどの対応をします。

いずれも接客スキルが必要な業務ですので、MR経験者が身につけているコミュニケーションスキルが大いに役立つのです。

また、MRで講演会や研修会を企画した経験があれば、店舗独自のイベントやセミナーの実施にも応用できます。

MRがドラッグストアへ転職するデメリット

残業があり、土日祝日は休めない

ドラッグストアは営業時間が長く、土日・祝日も営業しているので、勤務は基本的にシフト制です。

もし、MRを辞めたい一番の理由が、残業の多さや土日に必ずしも休めないからということであれば、ドラッグストアへの転職は不向きでしょう。

ただし、融通が利くという点では、MRより恵まれています。

例えば休みの希望があれば、たとえ店舗に薬剤師が一人しかいなくても問題なく通る場合がほとんどです。

他の店舗から応援が入ったり、エリアマネージャーが代わりを務めたりもしてくれます。

中には、ヘルプ用の薬剤師が常駐しているドラッグストアもあります。

上位職になると移動や転勤もある

一般薬剤師でいる限りは、異動や転勤はまずありません。

ただし、店長に昇格すると近隣の店舗に、エリアマネージャーになれば本社や営業所に配置される可能性はあります。

忙しいMRの転職活動は転職サイトで

ここまでで、MRがドラッグストアへ転職する場合のメリット・デメリットについてはご理解いただけたと思います。

ただ、MRからドラッグストアに転職する際、スキル的に最も気がかりなのは調剤が未経験であることでしょう。

これをカバーするためには、求人先が調剤未経験でも歓迎してくれるのはもちろんのこと、研修制度の有無や充実度も事前に把握しておかなければなりません。

また同じドラッグストアでも、調剤薬局を併設しているところと単に第一類医薬品を販売するために薬剤師を常駐させているところがあります。

後者の場合は他の従業員と同様、レジ打ちや品出し、店内清掃などの雑務もしなければいけません。

こうした求人先企業の詳しい職場環境や体制は、表面的な求人情報では分からないものです。

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