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調剤薬局でキャリアアップを図る王道とは?

調剤薬局勤務の薬剤師がキャリアアップを目指すには

調剤薬局勤務の薬剤師がキャリアアップを目指すには

調剤薬局で働く薬剤師がキャリアアップを考えた場合、どのような方法があるのでしょうか。 代表的な方法としては、調剤経験を積み幅広い処方知識を身につけること、資格取得、管理職への昇格の3つが挙げられます。 ここでは、それぞれの具体的な方法についてご紹介していきます。

幅広い調剤経験を積む

薬剤師がキャリアアップを目指す場合、まずは自身の薬剤師スキルを高めることが必要です。
できれば若手のうちに、総合病院の門前薬局や様々な医療機関からの処方箋を受ける面薬局等で、数多くの処方に触れ、調剤経験を積むことをお勧めします。
大手チェーンの薬局では、他店舗のヘルプを任されることもよくありますので、そのような形で様々な店舗経験を積むのも良い方法でしょう。
さらに場合によっては、転職もお勧めです。
特定の診療科のみの処方箋しか来ない薬局に長く勤めていても、スキルアップという観点では、いずれ頭打ちになってしまいます。
一般的な調剤薬局のみではなく、在宅業務に積極的に取り組んでいたり、特殊な診療科の処方箋を取り扱っているような調剤薬局で新たな経験をすることで、薬剤師としてのスキルアップが図れるでしょう。

自分の将来像を見据えたうえで前向きな転職をしていくことも、キャリアップには必要です。

認定薬剤師の資格取得

薬剤師に人気の資格として「認定薬剤師」があります。
平成28年から施行されているかかりつけ薬剤師制度の影響により、認定薬剤師の資格が収入アップにつながりやすくなったこともあり、人気の資格になっています。
では、認定薬剤師とはどのような資格なのでしょうか。
認定薬剤師認証研修機関協議会によると、認定薬剤師とは「一定の期間、集合研修や自己研修により、定められた単位を取得し、自己研鑽により資質向上努力を継続している薬剤師」とされています。
一度取得すれば永久に有効である薬剤師免許と異なり、認定薬剤師は更新制ですので、資格を取得することで、継続的に新しい知識を学んでいることの証明になります。
認定薬剤師の資格は20種類ありますが、多くの薬剤師が最初に取得するのは研修認定薬剤師です。
主に研修会や講演会への参加で単位が認められますが、単位取得にはある程度の年数と受講料等の費用がかかります。
忙しい日常業務の傍らでの資格取得は、時間的にも金銭的にも簡単なことではないでしょう。
しかし、単位取得は研修会への参加だけでなく、インターネット環境さえあればe-learningの研修でも参加できます。
職場によっては資格取得のための費用補助があったりと、様々なサポートもあります。
これらをうまく活用して資格取得を目指すべきでしょう。

管理薬剤師への昇格

調剤薬局のポジションにおけるキャリアアップと言えば、管理薬剤師への昇格です。
管理薬剤師は、店舗に関わること全てにおける責任者であり、他の薬剤師の指導・管理に加え、スタッフを動かし店舗の収益を拡大していくことが仕事です。
そのため、管理薬剤師には、薬剤師としての能力のみならず、高いコミュニケーション能力とマネージメント能力が求められます。
スタッフのモチベーションを高めるための働きやすい環境作りをはじめとして、より効率的に業務を遂行していけるよう常に創意工夫することが必要です。
このような能力を身につけていくためには、日頃から、職場環境をより良くするためにはどうすればいいのか、より業務の効率化を図るためにはどうすればいいのかといった管理者視点、経営者視点で考えることを習慣にする必要があるでしょう。

終わりに

調剤薬局ならではの特徴として、店舗により処方箋内容が異なり、求められる知識が様々であることが挙げられます。
そのため、調剤薬局におけるキャリアアップの方法としては、処方に関する幅広い知識とスキルを身につけ、資格取得を目指すことが先決です。
その上で、管理薬剤師のポジションを目指すのが、キャリアアップの王道と言えるでしょう。