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週末に休める調剤薬局はどんなところ?

調剤薬局でも週末に休めるところが多い薬剤師の転職【門前薬局】

調剤薬局でも週末に休めるところが多い薬剤師の転職【門前薬局】

薬剤師の職種で最も土日に休みを取りやすいのは製薬会社です。 正社員の求人でも8割以上が休みです。 一方、病院やドラッグストア、そして調剤薬局の正社員が土日共に休むのは困難です。 求人を見てもわずかに1割程度しかありません。 調剤薬局の正社員として働きたい薬剤師が、子育てのため、あるいはパートナーと休みを合わせるためなど、土日に休みたい時はどこへ転職すればいいのでしょうか。

門前の調剤薬局なら土日は休めるの?

調剤薬局は受け付ける処方箋の出所によっていくつかの種類に分かれます。

大半は病院の前に店舗を構える「門前薬局」です。

基本的にその病院から発行される処方箋の受付が中心になるので、営業時間も病院の診察時間に準じます。

多くの病院は日曜日の外来がないので門前薬局も休みになりますが、土曜日は半日でも診察するところが多いので、必然的に門前薬局も開けざるを得なくなります。

特に総合病院など規模が大きい医療機関の門前薬局ほど、その傾向が強くなるでしょう。

ビルや施設内に複数の医療機関が入っている「医療モール」内の調剤薬局も同じです。

「面分業薬局」のように病院の前ではなく繁華街に店舗を構え、あらゆる処方箋を受け付けるようなところは土曜だけでなく日曜も営業しているところがほとんどです。

ドラッグストア内に併設されている調剤薬局であれば、たとえ土日に調剤の需要がなくても第一種医薬品を販売するために出勤しなければいけません。

土曜日も休みになる可能性が高いのは診療科目が1つか2つくらいしかない小さな病院の門前薬局、いわゆる「マンツーマン薬局」です。

さらに地方の調剤薬局になるほど、利用者数が少ないので正社員であっても土日ともに休める可能性が高くなります。

土日も休める調剤薬局を選ぶ時の注意点

調剤薬局に正社員として働く薬剤師が土日に休むことを優先するのであれば、一方で妥協しなければいけないところもあります。

基本的にマンツーマン型の薬局は、受け付ける処方箋の診療科目が限られるため、調剤に使う薬も特定の種類に限られます。

そのため薬剤師の幅が狭まりがちです。

処方箋の数も少ないため、最少人数の薬剤師で仕事を回しています。

土日は休めても突発的な平日の休みには対応できないかもしれません。経営は病院に依存する部分が大きいため、安定性にも欠けます。

地方の調剤薬局であれば慢性的な人手不足で平日は仕事に追われます。残業しなければいけない場合もあるでしょう。

転職にあたっては遠方から通勤したり、移住したりする手間も発生します。

公共交通機関が発達していないと車が必要で、その分の維持費がかかります。休めても娯楽に乏しかったり、普段の生活に不自由したりするのは考え物です。

また、最近は1つの企業が複数の店舗を経営する「チェーン方式(多店舗展開)」の調剤薬局が増えています。

たとえ採用されて土日が休みの店舗に配属されても、数年後に土日は休めない店舗への異動を命じられる可能性があります。

正社員ですから異動の命令は断れず、勤務が不可能であれば退職しなければいけません。

転職サイトで探すべき理由

土日の休みを確保しつつ、できるだけ希望に近い形で働きたいなら、自力で求人を探すよりも薬剤師専用の転職サイトを利用した方が確実です。

自力では一度にアプローチできる求人件数に限りがありますが、転職サイトなら数十社の応募を並行させることも可能です。

扱う処方箋の種類や数、薬剤師の人数や異動の有無など、求人情報だけでは分からないところもコンサルタントが教えてくれたり問い合わせてくれたりします。

逆に自分から「このような職場で働きたい」と希望を出せば、それに合った求人情報を紹介してくれるでしょう。


土日共に休める調剤薬局の正社員の求人は全体の1割程度しかないので、1つの転職サイトですべてをカバーするのは不可能です。

複数の転職サイトに登録して数多くアプローチするほど、より理想的な職場を見つけやすくなります。