ホームへ戻る

カテゴリー

新着記事

ここ1ヶ月間の人気の記事

採用側の不安を払拭できるかが鍵

転職回数の多い薬剤師が転職を成功させるには?

転職回数の多い薬剤師が転職を成功させるには?

薬剤師は、比較的転職する人が多く、転職回数も多めな職業と言われています。 この理由には、薬剤師に占める女性の割合が多く、結婚や出産、育児などによる退職後に復職する人も含まれていることもあるでしょう。 しかし、薬剤師でなくとも転職すること自体が珍しくない昨今、転職者数は年々増加傾向にあり、薬剤師も転職を余儀なくされるような事情がなくとも、自発的に転職する人は増えていくのではないでしょうか。 ただし、求人先からすると転職回数の多さは、採用する際の懸念事項になります。 転職回数が多い薬剤師が、そのような求人先の不安を払拭し、転職を成功させるにはどうすればいいのでしょうか。

転職回数の多さは採用側にとって不安要素

求人先の企業は、人材を採用する時に、大前提として長く働いてもらいたいと思っています。

そのため、結婚や育児、配偶者の転勤に伴う引っ越し、或いは、勤めていた職場の閉鎖など、何かしらの事情で転職を余儀なくされるような場合を除き、転職回数は非常に重要視します。

つまり、せっかく採用しても「またすぐに辞めてしまうのではないか」「何か問題があって転職回数が多いのではないか」と考えるわけです。

そのため、転職回数の少ない人に比べて不利な立場であることは理解しておかなければなりません。

面接で採用側の不安を払拭するには?

一般的に求人先へ採用されるまでには、求人先への応募後、書類選考を経て面接へと進んでいきます。

履歴書や職務経歴書などの応募書類による書類選考の段階では、転職回数が多くてもその理由の詳細までは分かりません。

したがって、経験やスキルが求めている人材に合っていれば、転職回数が多くても書類選考では合格になることが多いのです。

採用に至るための問題は、面接で求人先が抱いている転職回数の多さに対する不安をいかに払拭できるかどうかです。

どのように対峙すれば良いのかをご説明していきます。

言い訳ととれる受け答えはしない

面接では、必ず前職場の退職理由や求人先へ応募した理由を聞かれます。

当然ながら、転職回数が多い人は、その理由も聞かれるでしょう。

その際に、退職した職場への不満を並べ立て、自分を正当化するようなことばかりを言ってしまっては、採用側の不安は大きくなるばかりです。

実際のところ、それまでの職場環境が劣悪だったとして、正直に話したところで何のメリットもありません。

何一つ不満のない職場というのはあり得ませんから、採用しても何かしらの不満を持ち、また辞めてしまうだろうと思われるだけです。

退職理由は、仕事への積極性や向上心を感じられるようなことに置き換えて説明できるように工夫しましょう。

例えば、本当の退職理由が「薬剤師の数が少なく、サービス残業が当たり前、常にハードワークで疲弊しているうえに、給料アップも見込めないので嫌気がさした」だったとしても、「処方箋の枚数に対して薬剤師の数が少なく、お客様(患者様)への対応が丁寧にできなかった。もっと一人一人のお客様に親身になって関わりたく、薬剤師としてのやりがいを求めたため」のように説明すれば、薬剤師としての仕事への真摯な姿勢を感じ取ってもらえます。

要するに、過去への不満や愚痴ではなく、今後のことに焦点を置いて仕事への意欲を感じてもらえるようにすべきなのです。

志望動機を具体的に

転職回数が多い人は特に、なぜその求人先へ応募したのか、志望動機を具体的で説得力あるものにしておかなければなりません。

前提として、意欲的に仕事に取り組むための転職であること、そのために求人先へ応募したことが伝わるようにします。

例えば、前述した退職理由例の続きとしてですが、「御社の充実した人員体制により、前の職場環境では出来なかったお客様への親身で寄り添った対応ができると思い、薬剤師としてより一層のスキル向上とやりがいを求めて志望しました」のように、求人先と退職した職場との明らかに違う点に着目し、採用されれば自分がどうしていきたいのかを具体的に説明すれば、応募先で頑張れることの説得力が出てきます。

転職サイトのコンサルタントに相談する

転職市場では、転職回数が3回以上になると明らかに不利になると言われています。

しかしながら、転職回数の多さをカバーできる要素があれば、求人先は転職回数だけで判断しません。

特に薬剤師は、2016年からスタートした「かかりつけ薬剤師」制度により、対患者へのコミュニケーション能力が一層求められています。

従来の薬剤師としての経験やスキル以外に、コミュニケーション能力が高い人材への需要は高まる一方でしょう。

このような業界事情や転職事情にも詳しく、転職活動を全面的にサポートしてくれるのが、転職サイトに在籍しているコンサルタントです。

コンサルタントがいれば、転職回数が多くてもそれをカバーできる強み、その伝え方など客観的視点でアドバイスしてもらえます。

面接で想定される質問からその受け答えへのアドバイス、面接のシミュレーションと、採用されるための面接対策にも協力してくれます。

転職回数の多い薬剤師こそ、転職サイトとコンサルタントを積極的に活用すべきです。
転職サイトへの登録と利用は無料ですので、相談だけでもされてみることをおすすめします。