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調剤薬局勤務の薬剤師には必須!

かかりつけ薬剤師に必須の資格【研修認定薬剤師】

かかりつけ薬剤師に必須の資格【研修認定薬剤師】

スキルアップを図るために薬剤師が資格を取得しようと考えた時に、まず検討するのは、最も人気のある認定薬剤師の資格取得ではないでしょうか。 そして、数多くの種類がある認定薬剤師資格の中でも、全薬剤師の約3割が取得している(※公益財団法人日本薬剤師研修センター算出による平成29年6月末時点のデータより)「研修認定薬剤師」の資格取得を目指す人は多いでしょう。 研修認定薬剤師資格を取得することで、薬剤師にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。 ここでは、その概要と取得方法なども合わせてご説明していきます。

研修認定薬剤師とは?

研修認定薬剤師とは、薬剤師としての責務を全うするために、研修などを通して自己研鑽に努めている薬剤師であることが、認定団体である公益財団法人日本薬剤師研修センターによって認められた薬剤師のことです。

研修認定薬剤師資格とは、常に自己研鑽を怠らず、最新の薬学ケアができる薬剤師であることを客観的に証明してもらえる資格と言えるでしょう。

研修認定薬剤師資格を取得するには

前提条件・資格など

・薬剤師資格保有者
※現在薬剤師として勤務していなくても取得できます。

取得までの流れ

資格取得までには、以下の5つのステップを踏むことになります。

1.認定団体(日本薬剤師研修センター)から研修手帳を購入
2.認定の対象となる研修を受講
認定団体主催の研修や集合研修会、e-ラーニング研修など認定対象の研修を受講し、一定期間内(最初に受講した日から、4年以内)に40単位以上を修得する必要があります。
3.研修受講時に配布される受講シールを研修手帳に貼付し、受講した研修内容を記録する
4.40単位以上修得後、認定手数料を支払い、研修手帳と共に申請書を提出
5.研修認定薬剤師として登録され、認定薬剤師証が交付される

費用

約100,000円程度必要です。

取得後は更新が必要

資格取得後は、3年ごとに更新が必要で、3年間の間に30単位以上の修得が必須になっています。

研修認定薬剤師の資格取得によるメリット

かかりつけ薬剤師になれる

2016年4月より、「かかりつけ薬剤師・薬局」制度がスタートしました。

仕組みとしては、一人の患者に対する全ての医療機関の処方箋について、患者と同意書を交わすことで、同じ薬剤師が調剤と管理をするというものです。

これにより、調剤薬局勤務の薬剤師の働き方が根本から変わることになると考えられていますが、

現在は過渡期であり、その影響の大きさが出てくるにはもう少し時間を要することになるでしょう。

しかし、2017年4月より、かかりつけ薬剤師になるには研修認定薬剤師資格を所有しているという条件を満たさなければならなくなりました。

そのため、雇用側の調剤薬局などの企業では、薬剤師の研修認定薬剤師資格取得に積極的で、職場によっては、資格取得を推進するため、手当を用意するところも増えてきています。

実際にも、研修認定薬剤師資格の新規取得者数は、かかりつけ薬剤師制度がスタートした昨年から一昨年の倍以上に増え続け、本年2017年の4月と5月が最も多くなっています。

かかりつけ薬剤師は「かかりつけ薬剤師指導料」として70点を請求できますので、研修認定薬剤師資格を取得・保持している薬剤師へのニーズは必然的に高まるというわけです。

最新の薬学知識を持っている証明となる

薬剤師資格は、一度取得すれば何もしなくても生涯資格を保持することはできます。
しかし、医療、製薬業界は日進月歩ですので、絶えず新しい知識を仕入れ身につけておかないと時代に取り残されてしまいます。

研修認定薬剤師は、常に新しい知識を身につけることができ、あなたが薬剤師として最新の薬学知識を保有していることの証明になります。

薬剤師としての価値を高められると共に、転職時はもちろん、キャリアアップのためにも取得している方が心強いと言えるでしょう。

専門分野の資格取得に役立つ

20種類以上と多くの種類がある認定薬剤師資格の内、特定分野における薬剤療法の高度な知識とスキルを保有していることの証明になる専門分野の認定薬剤師資格があります。

これらの中で、資格取得の前提条件として、研修認定薬剤師資格が必須になっている場合があるのです。

例えば「外来がん治療認定薬剤師」や「緩和薬物療法認定薬剤師」などが挙げられますが、専門性の高い分野の資格取得を実現できれば、薬剤師としてのスキルアップだけでなく、キャリアアップにおいても有利になるでしょう。

資格取得のために

認定薬剤師資格の中でも取得のための負担が少ない研修認定薬剤師ですが、現在の職場に勤めながら取得するには、やはり資格の取得に好意的で理解のある職場がベストです。

現在は、かかりつけ薬剤師制度の影響があり、特に調剤薬局では研修認定薬剤師資格の取得支援に積極的でしょう。

しかし、もし現在の職場が、薬剤師としてのスキルアップ、資格取得に理解が乏しい場合には、転職を視野に入れることも必要になってきます。

薬剤師として常に向上心を持っているあなたを応援してくれるような職場を見つけられれば、研修認定薬剤師のみならず、専門性の高い資格取得も目指すことができるでしょう。

薬剤師の転職サイトでは、在籍するコンサルタントが、あなたの希望に沿った転職先を探してくれるだけではなく、現在のあなたにとって役立つ資格取得のためのアドバイスも行ってくれます。

そのうえで、転職が必要であれば、あなたにとって最適な転職先を探し出し、採用に向けて全面的なサポートをしてくれます。

登録や相談、利用は無料でできますので、今後のスキルアップ、キャリアップのために資格取得を考えている人は、一度アドバイスだけでも受けてみてはいかがでしょうか。