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認定薬剤師資格をキャリアアップにつなげよう!

転職にも有利なスキルアップできる資格【認定薬剤師】

転職にも有利なスキルアップできる資格【認定薬剤師】

薬剤師がスキルアップを図るために取得する資格として、最もポピュラーなのが「認定薬剤師」でしょう。 しかし、認定薬剤師とひとことで言っても、特定分野に特化した専門性の高いものから、分野を限定することなくあらゆる職域を対象にしたものまで、その種類は非常に多くなっています。 そのため、自身にとってどの種類の資格取得を目指せば良いのかがよく分からないという人もいるのではないでしょうか。 ここでは、認定薬剤師の概要や種類、資格取得によるメリットなどについてご説明していきます。 認定薬剤師資格取得の際に是非参考にしてください。

認定薬剤師とは?

認定薬剤師とは、基礎薬学や医療薬学などを学び、自己研鑽を積み重ねていることが各認定団体により認められた薬剤師です。

認定薬剤師資格は、20種類以上と多くの種類があり、分野を限定することなく薬剤師のあらゆる職域を対象とした資格と、特定の分野に特化した専門性の高い資格との、大きく二種類に分類できます。

分野を限定しない認定薬剤師

認定団体である日本薬剤師研修センターにより認定される代表的な資格として以下のものがあります。

研修認定薬剤師

一定期間内(最長でも4年以内)に所定の単位を取得することで認定される資格です。

更新は初回が4年、以降は3年ごとです。

認定実務実習指導薬剤師

医療機関の実習現場で、6年制薬学教育制度下の薬学生に対して指導できる薬剤師として認定される資格です。

資格取得の前提条件として、原則薬剤師の実務経験が5年以上、病院又は薬局における実務経験が3年以上、かつ、現在も病院又は薬局に勤務していることが必須になります。

専門分野に特化した認定薬剤師

特定の専門分野における薬物療法の高度な知識とスキルを併せ持つ薬剤師であることが、日本病院薬剤師会をはじめとする各認定団体によって認定される資格です。

以下が、主な専門分野の認定薬剤師資格です。

  • 「がん薬物療法認定薬剤師」
  • 「感染制御認定薬剤師」
  • 「精神科薬物療法認定薬剤師」
  • 「HIV感染症薬物療法認定薬剤師」
  • 「妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師」
  • 「漢方薬・生薬認定薬剤師」
  • 「小児薬物療法認定薬剤師」
  • 「緩和薬物療法認定薬剤師」
  • 「プライマリ・ケア認定薬剤師」
  • 「救急認定薬剤師」
  • 「抗菌化学療法認定薬剤師」
  • 「腎臓病薬物療法認定薬剤師」
  • 「糖尿病薬物療法認定薬剤師」

取得の前提条件は、該当分野において5年以上の実務経験が必要な場合もあるなど、資格により異なります。

また、申請に必要な単位や費用、期間なども違うため、資格取得の際には確認しておきましょう。

認定薬剤師資格を取るまでの流れ

認定薬剤師を取得するまでの流れは、どの認定薬剤師資格を取るかによって異なります。

ここでは、代表的な流れをご説明します。

認定薬剤師取得までには、以下の5つの段階を踏むことになります。

1.薬剤師研修手帳の入手
2.研修プログラムに参加
3.研修手帳に研修内容を記載し、シールを貼る
4.認定申請を行う
5.認定薬剤師証が発行される

なお、2段階目の研修プログラムでは、「集合研修・実習研修」「特別講座研修」「グループ研修」「通信講座研修」「自己研修」の5つの研修プログラムそれぞれで、所定の単位を取得する必要があります。

認定薬剤師を取得するメリット

認定薬剤師資格の取得には、数万円~数十万円単位の費用と数年単位の年月がかかります。

また、数年単位での更新も必要であり、資格取得後の継続的な学習が欠かせません。

このように、資格取得や更新が大変な認定薬剤師ですが、それを上回るメリットがあります。

薬学の専門的な知識が身につく

認定薬剤師の資格取得のための研修プログラムでは、資格に応じた専門的な薬学知識を学ぶことになります。

そのため、資格取得までの流れのなかで、自然に高度な知識が身につき、スキルアップを図ることができます。

日々の臨床現場での経験はもちろん大切なものですが、それだけでは身につけることのできない知識に触れられる機会となるのです。

「スキルアップをしたい」と考えていても、具体的にどのように勉強をすれば良いのかわからないという薬剤師も少なくありません。

そのなかで、一つの指標となる研修プログラムの内容は、あなたの薬剤師としての価値を大きく高めてくれることでしょう。

最新の知識を持っている証明となる

認定薬剤師資格は、あなたが薬剤師として最新の薬学知識を保有していることを証明してくれます。

薬剤師資格そのものは更新義務がないため、ある意味では資格さえとってしまえば勉強しなくても一生働けてしまいます。

しかし、認定薬剤師資格は、あなたが知識を常に更新している証拠となるのです。

客観的にあなたの専門性を証明してくれる認定薬剤師資格は、転職やキャリアアップの場面で心強い味方となるでしょう。

認定薬剤師資格を活かすための転職

認定薬剤師資格は、あなたの薬剤師としての価値を高めたり、専門性を保証してくれたりすることは間違いありません。

資格取得や更新の課程は、スキルアップのための絶好の機会にもなるでしょう。

しかし、残念なことに認定薬剤師資格を取得してもキャリアアップに直接つながらないケースも多くあります。

スキルアップやキャリアアップへの理解が乏しい職場では、あなたのせっかくの頑張りを評価してくれない可能性があるのです。

もし認定薬剤師資格をキャリアアップや収入アップ、待遇の向上に役立てたいのであれば、認定薬剤師資格を正当に評価してくれる職場に転職をすることも検討してみましょう。

スキルアップを支援してくれる職場はたくさんあり、勤務体系を調整したり、費用面でサポートしてくれたりするところも存在するのです。

薬剤師として高い意識を持ち、向上心に満ち溢れているあなたを応援してくれる職場を探してみることをおすすめします。

薬剤師転職サイトでは、スキルアップ支援の体制が整っている転職先を紹介してもらうことができます。

転職サイトの登録や利用はすべて無料で行えますので、一度相談されてみてはいかがでしょうか。