薬剤師は安定性が高く、世間的にも高収入が得られる職業と言われています。 しかし、「もっと収入を上げたい」と考えている薬剤師の人もいるのではないでしょうか。 収入アップの方法として、現在の職場での昇給や昇進を目指す方法がありますが、これには職種や勤務先企業の規模、体制などが大きく影響し、必ずしも収入アップが実現できるとは限りません。 また、すぐにでも収入アップしたいという希望を実現することは難しいでしょう。 そこで、現在の収入にプラスしてすぐにでも収入アップを図るために薬剤師が考えるのが、ダブルワークです。 今回は、薬剤師の「ダブルワークで本当に収入アップできるのか」「ダブルワークの注意点とは」といった疑問にお答えします。
目次
ダブルワークで収入アップは可能?
薬剤師がダブルワークで収入アップすることは可能なのか、その疑問の答えはYesです。
薬剤師のダブルワークは、主に「パート勤務」と「単発勤務」の2つに分類されます。
例えば、パート勤務として時給2,000円の薬局でダブルワークをした場合、5時間で10,000円の副収入を得られます。
週に2回勤務で10,000円×2となり、4週間で80,000円の副収入となる計算です。
単発勤務であれば、スポット的に働くことで副収入を得られることとなります。
「ダブルワークOK」の薬剤師の求人案件は豊富にあることから、収入アップはすぐに実現できることでしょう。
ただし、ダブルワークでは注意しなければならない点もあります。
ダブルワークでの注意点について次の章でご説明します。
薬剤師のダブルワークでの注意点やデメリット
薬剤師がダブルワークで収入アップをすることは簡単です。
なぜなら、ダブルワークを前提とした求人案件はたくさんあるからです。
しかし、ダブルワークでは今の職場をクビになってしまうようなリスクがあることも知っておかなければなりません。
ここでは、薬剤師がダブルワークで注意するべきポイントを挙げていきます。
職種によってはダブルワークが法律で禁止されている
薬事法によってダブルワークが禁止されている薬剤師がいることはご存知でしょうか。
あなたが以下の条件に当てはまるのであれば、ダブルワークをすることは法律違反となります。
- 公務員の薬剤師
- 管理薬剤師
公務員は副業そのものが禁止されているため、当然ながらダブルワークで収入をアップすることは不可能です。
一方で、管理薬剤師は薬事に関するダブルワークは禁止されていますが、薬を扱わない類の副業であれば可能です。
ダブルワークを始める前に、上記2つに当てはまらないかを確認しておいてください。
職場でダブルワークが禁止されている
職場の規定として「副業・ダブルワーク禁止」のところは多く、基本的には副業は禁止されているものだと思っておきましょう。
常勤として勤めているのであればなおさらです。
まずは勤務先の就業規則を確認し、副業が禁止されていないかを確認してください。
もし就業規則で禁止されているのであれば、ダブルワークがばれてしまった場合、解雇されてしまうリスクが出てきます。
それでもダブルワークを行うのであれば、勤務先の施設長に許可をもらうか、自己責任で確定申告を行いながらダブルワークを行うか、となります。
なお、非常勤やアルバイト、パートといった就業形態であればダブルワークが可能である場合が多いです。
ダブルワークを始める前には、就業規則に目を通しておきましょう。
本業に支障をきたすことも
終業後や週末にダブルワークをすることで、当然疲労が溜まってしまうといったリスクがあります。
ダブルワークで収入アップを図るはずが、本業がおろそかになってしまい、評定が下がったり昇給がなくなったりしてしまっては本末転倒です。
しかし、ダブルワークで仕事のミスが増えたり、疲労からモチベーションが下がってしまったりするケースは少なくありません。
収入アップを目指すことも大切ですが、ダブルワークと本業のバランスをみながら上手く調整するようにしましょう。
収入アップのためのダブルワークをする方法
ダブルワークを始める際には、「ダブルワークOK」の求人案件をたくさん見つけることが大切です。
なぜなら、掛け持ちする仕事量や収入のバランスをとるためには、時給が良かったり終業時間に融通がきいたりなど、あなたの現状に合ったダブルワーク先を見つける必要があるからです。
希望する条件に合うダブルワーク先を見つけるためにおすすめなのが、薬剤師転職サイトです。
薬剤師転職サイトには、正社員の求人だけでなくダブルワークの求人案件も掲載されていることをご存知でしょうか。
薬剤師転職サイトでは膨大な量の求人案件があり、あなたの希望に合うダブルワーク先を見つけることができます。
また、転職コンサルタントに細かい条件を伝えておくことで、ダブルワーク先との就業時間などの調整や、時給の交渉などを代行してくれるのです。
ダブルワークを成功させる一番の秘訣は、あなたにとって条件の良いダブルワーク求人案件を見つけることでしょう。
それを叶えるための近道が転職サイトの利用と言えます。
ダブルワークを検討している薬剤師は、ぜひ転職サイトへ相談してみてください。