薬剤師が転職するにあたっては、転職先の候補には色々なところが挙げられます。 企業経営のドラッグストアや調剤薬局から、医療機関など多くの種類があります。 転職をした薬剤師が最初にするべきことは、転職先の職場に少しでも早く溶け込むことでしょう。 これができなければ、仕事そのものを覚えるのにも時間が掛かってしまいかねません。 また居心地も悪くなってしまいます。 どのような勤務先であっても、スムーズに職場に溶け込む方法などはあるのでしょうか。
基本はどんな職場でも同じ
どのような職種や職場であっても、スムーズに職場に溶け込むために重要なのは人間関係です。
多くの人が働いている以上、良好な人間関係が構築できなければ、働きやすくはなりません。
仕事内容が複雑であったり、重労働であったりしても、人間関係が円滑ならお互いをサポートし合えるはずです。
そのためには、人としての基本であるコミュニケーションが非常に重要になってきます。
職場や労働環境が異なれば、細かな手順なども異なってきます。
例えば調剤業務でも、勤務先が変われば、細かな手順などは変わってくるのが当然です。
転職した人は、これらのことについて教えてもらわねばなりません。
朝や退勤時の挨拶は当然のこと、このような場合にお礼を言うのは、コミュニケーションの基本です。
人として当然のことをしっかりとするからこそ、職場に早く溶け込むことができるようになるのです。
話しやすい人とばかり話さないこと
どのような職場でも、人が多く集まる職場では、自然に気が合う人同士のグループができます。
最初はただ気が合うだけだったのが、何かのきっかけがあるとグループ同士がお互いに反目し合ったりすることもあります。
そんな中、転職した人が話しやすい、年齢が近いなどの理由だけで、特定の人物と常に話していたり、一緒にいたりすると、それだけで話している人と同じグループに属してしまうことになり、反目しているグループの人達からは敬遠されてしまいます。
本人に悪気がなく、転職したばかりで話しやすい人ばかりに声を掛けてしまう気持ちは理解できますが、反目しているグループにとってそのことは理解されません。
特定の人とばかり話すことは、それ以外の人達からすると印象が良くないだけでなく、無意味に敵を作ってしまうことにもなりかねないのです。
職場にいる全員と話すことは、このような事態を避けられ、自分のことを少しでも知ってもらうきっかけにできるはずです。
色々な人と積極的に話すよう心がけてください。
質問がある時は多くの人と話す機会
新しい職場に転職したばかりの薬剤師が職場に早く溶け込むためには、できるだけ多くの人と話すことが最も良い方法です。
しかしながら、新しい職場で緊張もあり、なかなか声を掛けることも難しいでしょう。
そんな時に活用したいのが、何か分からないことが出てきた時です。
質問があれば、今まで話したことの無い人に対しても話しかけることができるはずです。
そしてそれをきっかけに、いろんな話をすることもできるでしょう。
転職して間がない場合、質問をすることは悪いことではありません。
分からないことは積極的に質問していけば良いのです。
つまり質問がある時は、積極的に多くの人に対して声を掛けることができる機会なのです。
ただし先述したように、質問に答えてもらった際には、必ずお礼を言うことを忘れないようにしましょう。
そうすれば職場に早く溶け込むこともできるでしょう。
以前の勤務先のやり方を主張しない
薬剤師資格が活かせる職場は色々ありますが、転職したとしても以前と同じ職種を選ぶ人も多いでしょう。
このような場合に気を付けなければならないのは、どの職場でも固有の仕事のやり方があると言うことです。
例えば調剤薬局であれば、調剤の手順や調剤後の確認など細かな手順ややり方は、勤務先によって異なるでしょう。
現行の手順ややり方を取り入れているのには、それなりの理由があるはずです。
もちろん以前の勤務先の手順などにも意味があったはずです。
しかし、以前の勤務先での手順などを主張することは、新しい勤務先の手順を否定することにもなりかねません。
これでは職場に溶け込むことはできなくなってしまいます。
優先すべきは、新しい職場の手順ややり方の意味を理解し、それを体現できるようにすることなのです。
休憩時間も有効活用
勤務時間中に仕事以外の会話はできませんが、休憩時間などには気も緩み、プライベートなことも話せる時間となります。
転職したばかりの薬剤師にとって休憩時間は、多くの人と話しやすい時間です。
このタイミングなら、プレイベートなこともお互い話しやすく、それによって仲良くなることもできるはずです。
もちろん話したことの無い同僚も、新しい人はどういう人なのか、興味深々のはずでしょう。
このタイミングを逃さずに、多くの人と話す機会にしていきましょう。
転職サイトのアフターフォローも活用できる
転職サイトのコンサルタントは、薬剤師の転職成功までが仕事ではありません。
転職後のアフターフォローにも対応してくれています。
もし新しい職場になじみにくい場合には、コンサルタントに相談することも方法の一つです。
コンサルタントは転職に関するプロですので、新しい職場に早く馴染むための方法も熟知しています。
きっと悩みを解決できるはずですので、相談してみることをお勧めします。