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薬剤師の雇用形態別メリット・デメリット

多様化する薬剤師の雇用形態と働き方

多様化する薬剤師の雇用形態と働き方

薬剤師に限らず、家族がいればできるだけ一緒に過ごしたいものです。 特に小さな子供がいたり、介護が必要な家族がいたりすると、フルタイムでの勤務は難しくなります。 また、最近では家族がいなくても、仕事よりプライベートを重視して勤務時間や休みの融通が利く職場を希望する薬剤師も増えています。 同じ職場でも「雇用形態」によって給料や待遇、働き方は変わります。 自分の都合を優先して働くには、どのような雇用形態を選べばいいのでしょうか。

正社員で自分の都合を優先するのは難しい

雇用形態は、主に正社員とそれ以外の「非正規雇用」に分かれます。

さらに非正規雇用の中でも契約社員や派遣社員、パート、アルバイトと細分化されています。

正社員が非正規雇用と大きく違うのは、雇用期間の定めがないことです。つまり一度採用されると原則的に定年まで雇用され続けます。

また給料が月給制であり、原則としてボーナスが支給されます。さらに社会保険の完備等、福利厚生も充実しています。

その代わり、雇用主が定めた就業時間通りに働かなければならず、ほとんどが1日8時間、1週間で40時間のフルタイム勤務です。ドラッグストアのように年中無休で営業していると、シフト制になるためまとまった休みを取りづらくなります。

また、よほどの理由がない限り残業や転勤の指示には従わなければいけません。そのため子育てや介護を機に正社員で働くのが難しくなるケースが多いです。

契約社員と正社員の違いは?

契約社員は、給与や勤務時間など正社員とは異なる条件で契約する雇用形態です。

3年を上限に雇用期間が定められており、契約期間満了後は更新されるとは限りません。正社員に比べるとボーナスは無い場合が多く、昇給や昇進もありません。

一方で月給制なので収入は安定しており、社会保険や福利厚生の待遇は正社員とほぼ同等です。契約次第では残業や転勤の有無を選べます。ただし勤務時間の長さは正社員に準じており、休みも取りやすいとは言えません。

派遣会社はどんな職場でも働ける人向け

派遣社員は雇用契約を派遣会社と結び、派遣先の企業で働くシステムです。

給料は時給制であり、勤怠管理や支給は派遣会社が行います。社会保険も福利厚生も派遣会社が提供します。勤務時間や休日は派遣先によって異なり、短時間の勤務も選べます。

パートやアルバイトよりも給料が高く、何かトラブルがあれば派遣会社が間に入ってくれますが、短期間の派遣が多く長期間同じ職場で働きたいという人には向いていません。

また、即戦力を求められるので、経験がない職種を希望することは難しく、時には不本意な職場で働かざるを得ない場合もあります。

パートやアルバイトは自由度が高い

「パート」や「アルバイト」は、最も自分の都合どおりに働きやすい雇用形態です。

呼び方は異なりますが、厚生労働省では正社員より勤務時間が短い雇用形態をすべて「パートタイマー」と定義づけて同一とみなしています。

ただし、企業によっては雇用保険に加入できない学生や週20時間未満の労働者をアルバイトと呼んでパートと区別したり、年齢や勤務日数で分けていたりするところがあります。

正社員よりも収入が少なくボーナスもないのはデメリットですが、薬剤師は一般職よりも時給が高く、転勤や残業もありません。

長時間のパート(正社員の労働時間・日数の3/4以上を勤務)であれば社会保険にも加入できます。自分の都合を優先して働きたい人には適していると言えます。

転職サイトで自分の働き方に合った職場探しを

雇用形態の中で、比較的勤務時間や休みの融通が利くのはパートやアルバイトです。

派遣社員も派遣先次第で自分の都合どおりの働き方ができます。正社員や契約社員は難しいでしょう。
逆に給与や待遇は正社員や契約社員の方が上です。

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派遣社員だけは扱っているところが限られていますが、転職サイトに登録しておけば全ての雇用形態をカバーできます。専任のアドバイザーやエージェント、コンサルタントに相談すれば、より自分の希望する働き方に合った職場を紹介してくれるでしょう。